好きなことはやめないで!(4月17日ジャンプ編集者イベントより)


4月17日、ふじしろ図書館で中高生向けトークイベント「ジャンプ編集者ここに降臨!」が開催されました。講師は『週刊少年ジャンプ』の現役編集者・齊藤優さん。これまでに『アイシールド21』『黒子のバスケ』『ワールドトリガー』『ニセコイ』『銀魂』『HUNTER×HUNTER』など数々のヒット作品を担当してきた方です。
 中高生約50名に加え、立ち見で約50名の大人も参加したこのイベントの前半は、誰よりも漫画が好きだった学生時代のことや、現在の仕事内容についてお話しいただきました。学生時代には、お昼代や交通費を削ってでも漫画代を捻出し、授業中にも漫画を読んでいた齊藤さん。現在は、担当漫画の編集に加え、表紙デザインを担当することもあるそうです。編集者
 後半は、サプライズ登場の集英社ジャンプ・コミック出版編集部コミック情報室・斎藤哲郎副室長、某出版社勤務の方も加わって、中高生10人の4コマ漫画に対してコメントいただきました。「その漫画が面白くなかったら、どこがどう面白くないかを言葉で伝えるのが漫画編集者の仕事」の言葉の通り、10作品すべてについて的確なコメントがありました。編集者
フリー質問タイムには「ツナと梅はどちらがすきですか?」(回答:ツナより妻がすきです)、「徹夜で辛かったことは?」(回答:東京にしては珍しい猛吹雪の深夜、タクーを拾えず原稿をかかえて会社まで2時間歩いたこと)、「線を美しく描くには?」(回答:沢山描くしかない!)などのQ&Aもあり、笑いと熱気に包まれた1時間半でした。
 最後に、『BLUE GIANT』(石塚真一・小学館)の「体だけでなく心にも栄養が必要だ」というセリフを引用して強調されたのは「大人になっても好きな事はやめないで!」ということ。「好きな事は仕事にしない方がいいという人もいるかもしれないが、好きな事を仕事にするからこそ、突き詰めて考えられる。」と。好きを仕事にしている齊藤さんならではの強い言葉がありました。このイベントは、中高生が将来の職業を考える上で少しでも力になれたらと、朝日新聞取手支局長であり、中央大学就職セミナー講師でもある大嶋辰男さんにご尽力いただき開催できました。アンケートからも「面白かった!」の声が多く、またイベントを運営したYAサポーター(図書館の中高生ボランティア)のメンバーからも「将来の目標が決まった!漫画編集者になること!」との声も聞かれたことから、今後もこのようなイベントを継続していきたいと考えています。ご参加ありがとうございました。 みなさんが描いてきてくれた4コマ漫画は、ふじしろ図書館でも掲示します。


 齊藤優さんお勧めのぜったい読んで損のない本「漫画編集者が勧める面白すぎて読書が好きになった十作」は、ふじしろ図書館で5月まで展示中です。


「漫画編集者が勧める面白すぎて読書が好きになった十作」はこちらをご覧ください。